定義

資金調達率

資金調達率は無期限先物のロングとショートの間で定期的に授受される支払いです。定義、計算式、誰が払うか、年率換算が重要な理由。

更新日

資金調達率とは、無期限先物のロング保有者とショート保有者の間で定期的にやり取りされる支払いで、契約価格を現物に繋ぎ止める役割を持ちます。レートがプラスならロングがショートへ支払います。区間ごと——通常は8時間ごと——に提示されるため軽微に見えますが、区間0.01%は1日0.03%、年率では10.95%となり、多くのシステム戦略の期待リターン全体に匹敵します。

別名
ファンディングレート · 資金調達手数料

計算方法

            Payment    = Position notional × Funding rate
Annualised = Funding rate × Intervals per day × 365

Positive rate: longs pay shorts.   Negative rate: shorts pay longs.
Charged only on positions open at the settlement timestamp.
          

計算例: 想定元本1万ドル、8時間ごと0.01%、30日保有 → 90ドル(価格変動とは無関係)。

証拠金ではなく想定元本に課される

資金調達は投入資本ではなく建玉サイズに比例するため、同じ証拠金でも10倍のレバレッジ建玉は無レバレッジの10倍を支払います。したがってレバレッジをかけたキャリー戦略は、価格が動く前の段階で、無レバレッジ版よりはるかに高いハードルを越えなければなりません。

資金調達は混雑シグナル

プラスの資金調達が続くのは、市場がロングを維持するために支払っている状態であり、価格ではなくポジショニングについての情報です。高いプラス圏が長引いた後にロング側の連鎖清算が起きやすいのは、資金調達を払っているレバレッジこそが、価格が反転したときに強制決済される対象だからです。

よくある誤読

「1回の支払いは些細だから」という理由で資金調達は無視されがちです。しかし1日3回、取引がうまくいっているかどうかとは無関係に課されます。数週間保有する建玉では、戦略を評価する前に期待値から差し引くべき固定費です。

出典

本用語集は教育目的です。ここに投資助言は含まれず、記載のいかなる指標も将来の結果を予測するものではありません。

定義を知るのは簡単な部分

ドローダウンの意味を知っていることと、それに達したら止まる仕組みを持っていることは別です。QANTERIONは戦略の稼働中にこれらの制限を実際に適用します。